- 概略DC-DC コンバータは、それ自体にサージ抑制回路を備えておりません。従って、ノイズフィルタの前にバリスタまたはガスチューブアレスタを追加する必要があります。
- 回路構成例
- コンバータの入力ライン間にサージ電圧が加わる場合は、コンバータの入力の直前の電解コンデンサの値を大きくすれば効果があります。100 μ F 以上が目安です。
- ライン共通−アース間にサージが印加される場合は、コンバータ内部の1 次− 2 次間の絶縁強度(トランス、フォトカプラ)が問題となります。
この場合は、コモンモードチョークコイルとY コンデンサ(EMI)フィルタのライン−アース間)で抑制します。 - 入力ラインからアースに落とすバリスタ(アレスタ)からアース線までの配線経路を最短にすると効果があります。バリスタは故障モードが短絡ですから、バリスタの前には必ずヒューズが必要です。
また、ガスチューブアレスタを使用し入力電圧が高い場合には、一旦放電開始すると連続して電流が流れる(続流)対策として、バリスタとの複合部品等を使用する必要があります。